思わずジャケ買いしたくなる映画ジャケットを10個紹介する

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前回は思わず手に取ってしまう小説の装丁についてお話ししました。今回はジャケ買いシリーズ第二弾としまして映画のDVDのジャケットを紹介します。小説は文字だけで構成されている分、装丁の可能性もイメージに合うイラストや画像を使用したりと幅が広かったですが、映画だと映像からの画像を使用したジャケットでいかに効果的に見せるのかということが重要になってきますね。小説よりもジャケットで内容が直に伝わってきますのでより影響力が強いです。
鉄男 | 塚本晋也
鉄男は大好きな映画で「鉄男 THE BULLET MAN」とどちらにしようか迷いましたが、古いほうのこちらにしました。モノクロと鉄の融合が素晴らしすぎます。
鉄男 [DVD]
欲望 | ミケランジェロ・アントニオーニ
タイトルの欲望をジャケットの赤で全面に押し出した、非常にインパクトのあるジャケットですね。一度目にしたら忘れない、それほどの印象があります。ファッション・フォトグラファーを題材とした映画ということもあってファッション業界の人に人気がありますね。
欲望 [DVD]
ウィズネイルと僕 | ブルース・ロビンソン
イギリスではすごい人気があるみたいですが日本では2014年にようやくDVD化されたばかりなんですよね。僕もDVD化されてすぐ見ました。
ウィズネイルと僕 [DVD]
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ | ガイリッチー
ガイリッチーの初期ですと「スナッチ」のジャケットも有名ですが、こちらもいいですね。内容も最高に面白いです。
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [SPE BEST] [DVD]
イレイザーヘッド | デイヴィッド・リンチ
デイヴィッド・リンチの処女作にして最高傑作のこちら。デイヴィッド・リンチのすべてをこの中に詰め込んだようなとんでもない映画ですね。ほとんどリンチ一人で監督、脚本はもちろん制作から美術などもやってるんですよね。
イレイザーヘッド デイヴィッド・リンチ リストア版 [DVD]
トレインスポッティング | ダニー・ボイル
映画ジャケットとしてはあまりにも有名で加えるかどうか迷いましたが加えることにしました。もう20年前の映画なんですよね。このジャケットを見てもそこまでの古さをまったく感じさせないのはすごいですね。
トレインスポッティング [DVD]
エンター・ザ・ボイド | ギャスパー・ノエ
トレインスポッティングを紹介したので続けてこちらも紹介します。描写がよりエレクトリック度を増してますね。歌舞伎町が舞台ですがどこか違う国のことのようです。
エンター・ザ・ボイド ディレクターズカット完全版 [DVD]
時計じかけのオレンジ | スタンリー・キューブリック
この映画自体がポップアートのようですね。この映画に影響された人はすごい多いと思います。
時計じかけのオレンジ [DVD]
π | ダーレン・アロノフスキー
前出した鉄男やイレイザーヘッドなどのモノクロ、低予算映画に付け加えたいのがこちらですね。ダーレン・アロノフスキーはレクイエム・フォー・ドリームを見て知ったのですがものすごい衝撃を受けました。そしてこちらを見てさらに衝撃を受けるというとんでもない出会いをした思い出があります。ジャケットのπの数列が印象的です。
π [DVD]
断絶 | モンテ・ヘルマン
70年代のアメリカを象徴するような映画ですね。たいした内容という内容もないんですが、ただただかっこいいです。
断絶 [DVD]
今回紹介した映画はジャケットはもちろんのこと内容も面白いものばかりです。映画はレコードや小説などよりも内容がジャケットのセンスとより比例している印象があります。ジャケ買いシリーズとして今回は映画を選びましたが、紹介しきれなかった作品がまだまだあります。またの機会に紹介させていただきます。